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2011年3月25日号の主な記事
健康住宅 「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エレクトリック2010」ダブル受賞

 健康住宅()(福岡市城南区別府5-25-21、畑中直社長)が、省エネルギーに優れたオール電化住宅を表彰する『ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エレクトリック2010』(主催/日本地域開発センター、主務官庁/国土交通省)の特別賞(銀賞)と地域賞をダブル受賞した。平成13年九州で3社目の「次世代省エネルギー基準適合」、平成19年九州で初の「住宅型式性能認定・温熱環境・最高等級取得」に続く福岡初の快挙である。全国的に高性能住宅を認知された同社は、「今後も数を追わずに年間90棟弱の高性能住宅をコンスタントに供給していく方針」(畑中直社長)。

 『ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エレクトリック』は、オール電化住宅を対象にして、「建物の性能と住宅設備をトータルに考え、スマート(省エネ、省CO2)で、高性能なエコ住宅に贈られる」という大きな賞である。

 賞の仕組みは、簡単に言うと主催者が提出した間取りに対して、賞に挑んだ住宅会社が、自社の仕様で家を建てた場合、どのくらいの性能を出せるかを競う。このため元々レベルの高い会社しか、同賞への申請はしないようだ。

 性能を示す省エネの判断基準で、次世代省エネルギー基準とトップランナー基準があるが、国が定めた省エネ基準のなかで、トップランナー基準が一番良い基準になる。例えば、次世代省エネ基準を100とするとトップランナー基準は、その150%、1・5倍の性能を持つ。


  この比較でいくと健康住宅の建物は、トップランナー基準の263%、2・63倍の性能なため、「当該特定住宅の基準達成率は263%」と判定。性能の良さが数値で示された。同社の住宅は、このようなハイレベルの性能を標準仕様にしている。

 従って同社のブランド『あんみんシリーズ』は、「優れた断熱性能や高い気密性、高性能樹脂サッシと換気システムによるトータルな性能で、光熱費とCO2排出量を大幅に削減している」(同社)高性能住宅として、今回の受賞で全国的に認知された。

 高性能なエコ住宅を表彰する制度『ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エレクトリック』は、@住宅の総合的な省エネルギー性能A省エネ性能の向上のための工夫と先進性B他の性能と省エネ性能のバランスC省エネ住宅の普及に関わる取り組み-という4つの審査基準で選定される。

 例えば、「トータルな省エネの工夫・先進性」において健康住宅の建物は、「▽日射等に考慮した開口部設計等▽通風、空調負荷等に考慮した空間設計等▽機能性内装材の適用等▽高気密性等担保施工、工法等▽全棟気密測定等の実施▽エネルギーモニター、省エネモニター等の設置▽省エネ型の住まい方等の提案、支援▽外皮、設備の性能維持、メンテナンス等の実施、支援」という各チェック項目に合格した。

 また、「他の性能と省エネとのバランス」においては、「▽外気接触、開口部及び空気質管理等への工夫等による健康・快適性、安全性等のバランス、相乗効果等の確保▽空間・間取り設計等による快適性等とのバランス、相乗効果等の確保」という各チェック項目にも合格。

 さらに、「省エネ住宅普及への取り組み」においては、「▽自社媒体、セミナー等での啓発▽宿泊体験の実施▽省エネ住宅、住まい方の効果、メリット等の見える化▽省エネ仕様の標準化、固定化の実施▽低コスト商品の開発、供給▽省エネ住宅の選択に付随する優遇措置、サービス等の提供(【フラット35】Sの提案、エコポイント新築の提案)▽既供給住宅等からのデータの蓄積・分析の実施▽その他(次世代省エネルギー基準適合住宅評定)」といった各チェック項目に合格した。


 同社は「トータルな省エネへの工夫、先進性」で、「開口部には、樹脂サッシ+遮熱Low-Eペアサッシ(アルゴンガス入り)+レースカーテンを採用し、住宅事業建築主基準に従った通風処置の有無や日射等に考慮した開口部設計を行う。熱交換効率の高いヒートポンプ方式のエコキュート、高効率エアコン、白熱灯を採用しない照明計画で住宅の省エネ性、快適性を実現している」。

 「高気密外張り断熱工法を採用し、屋根には遮熱性の高いシートを採用。樹脂サッシ、玄関ドア(K2)の採用で熱損失係数Q値=1・9を標準化とし、さらに性能を高めるため今回の申請仕様を商品化した。加えて工事中と竣工時の2回気密測定を行いC値=0・7以下を実現した」。

 「住宅整備手帳を備え付け、竣工後3ヵ月目、以降6ヵ月ごとに定期点検を行い、本体、設備の維持管理を実施し、生活スタイルの改善、提案を行っている」とアピールした。

 建物の性能や居心地の良さといったものは、目に見えないため、消費者にはわかりにくい面もあるが、今回の受賞によって同社の「夏はひんやり、冬はぽかぽか」という高性能住宅は、大きな説得力を持つことになった。

 平成10年創業の同社は、九州で外断熱と高気密による高性能住宅の先駆けとなっており、創業以来これまで引渡した約770棟の全戸が高性能住宅で、『あんみんシリーズ』の需要層のレベルは高い。

  ▽会社名/健康住宅株式会社▽所在地/福岡市城南区別府5丁目25-21▽TEL/092(846)3000▽FAX/092(841)8500▽創業/平成10年8月1日(まるはグループから分離独立)▽資本金/2000万円▽代表者/畑中直▽年間着工棟数/87棟(平成22年7月期実績)▽従業員数/49人(平成23年)▽事業内容/外断熱工法による高性能住宅、自然素材住宅の設計・施工・管理及びそれに伴うアフターメンテナンス全般。


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